投資主の皆様へ

投資主の皆様へ
執行役員(中央)
北方 隆士
監督役員(左)
田中 美穂
監督役員(右)
藤間 義雄

 平素はマリモ地方創生リート投資法人に格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。


 本投資法人は、投資主の皆様のご支援の下、2016年7月29日に総合型REITとして東京証券取引所不動産投資信託市場に上場し、このたび、第14期(2023年6月期)の決算を無事迎えることができました。投資環境に様々な変化があったものの、着実に成長を続けた結果、資産規模は500億円に達しています。これもひとえに投資主の皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。


 本投資法人は、日本全国に住む人々が自らの地域の未来に希望を持ち、個性豊かで潤いのある生活を送ることができる地域社会を創生する一助となり、本投資法人を通じて誰でも地方創生に参画でき、その創生の果実を享受できる仕組みを作ることを目指しております。


 第14期におきましては、成長戦略の一環として、2023年1月にポートフォリオの質的向上と収益変動リスクの低減を狙った資産入替により、アルティザ都筑中央公園の準共有持分50%を譲渡し、上場後4回目となる公募増資にて合計13物件(レジデンス4物件、商業施設7物件、ホテル1物件、物流施設1物件)取得総額111.2億円を新たに取得しました。これにより本投資法人の資産規模は501.4億円、平均鑑定NOI利回りは6.3%となりました。また、アルティザ相武台にて室内リフォーム工事を実施することにより賃料引上げを実施する等NOI増加に尽力した結果、営業収益2,141百万円、営業利益985百万円、経常利益800百万円、当期純利益799百万円を計上することができ、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,713円となりました。


 本投資法人は、総合型かつ全国が投資対象であるがゆえ、地方の立地の目利き、各エリアのリーシング業者との情報交換など様々な角度から検証を行うことが重要だと考えております。長年の経験に基づいた強みを活かし、優良な物件を見極めながら着実に資産規模の拡大を目指してまいります。


 今後につきましても、日本経済の先行きは不透明な状況ではございますが、本投資法人は引き続き“地方から日本を強くしていく”ことを基本理念として、地方を中心とした総合型のポートフォリオを構築することにより、「相対的に高い投資利回り」かつ「安定的な収益」の確保と運用資産の着実な成長を志向し、投資主価値の中長期にわたる向上に努めていく所存ですので、引き続き変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。