第12期 決算・運用状況のご報告(資産運用報告)

成長に向けた取組み

外部成長に向けた取組み

国内におけるパイプライン、スポンサーポートフォリオに係る稼働予定年及びステータスの内訳

豊富なスポンサーパイプラインからの取得を中心に、中期的に2,000億円の資産規模を目指す

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国内におけるパイプライン、スポンサーポートフォリオに係る稼働予定年及びステータスの内訳

スポンサー開発資産を中心とした豊富なパイプライン

2023年6月末日現在(ただし、第3回公募増資により取得した5物件を除く)

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スポンサー開発資産を中心とした豊富なパイプライン
出所:カナディアン・ソーラー・プロジェクト株式会社の公表資料より本資産運用会社作成

第三者開発案件の積極的な取得

本投資法人は、スポンサーパイプラインからの物件取得を行うと同時に、本資産運用会社独自のネットワークを利用した第三者開発物件の取得を含め、取得ルートの多様化に努めています。また、売主からの直接取得に加え、ブリッジファンドの活用等、多様な取得方法を活用することにより更なる外部成長を目指します。

内部成長に向けた取組み

トラッキング情報の付与及び再エネ価値に対する需要の拡大

  • 世界の脱炭素化への取組みが国内の電力需要家にも加速的に求められつつある状況において、本投資法人では保有するCS大山町発電所(A)、同発電所(B)及びCS丸森町発電所のトラッキング情報(FIT非化石証書(注)に付与される再生可能エネルギーの発電所情報)を電力需要家に付与する新たな試みを開始しました。
  • 2022年12月に開催された電力・ガス基本政策小委員会の制度検討作業部会では、FIT非化石証書の再エネ価値取引市場における最低価格を引き上げる案が示されており、需要家による電気の再エネ価値へのニーズは拡大してきているものと思われます。

(注)FIT非化石証書とは、一般社団法人日本卸電力取引所(JPEX)の非化石価値取引市場において取引される、FIT制度により固定買取された電力の再生可能エネルギー価値を表象する証書

小売電気事業者との間で新たに再生可能エネルギー電気特定卸供給に係る契約を締結

  • 本投資法人の保有資産である下記の発電所について、既存のプレミアム売電に関する契約の見直しを実施し、新たに2023年4月及び2023年6月に小売電気事業者との間で再生可能エネルギー電気特定卸供給に係る契約を締結しました。
  • こうした取組みにより、再生可能エネルギーの普及に貢献すると同時に、付加的な賃料収入の計上による内部成長の実現に寄与いたします。
発電所 更新期間 契約先 電気供給(買電)開始予定日
CS日出町第二発電所 2年経過後1年更新 2023年4月24日 2023年7月1日
CS益城町発電所 2023年6月30日 2023年9月1日
CS伊豆市発電所 2023年6月30日 2023年9月1日
CS大河原町発電所 2023年6月30日 2023年9月1日