証券コード 8975

投資主の皆さまへ

ご挨拶

いちごオフィスリート投資法人
執行役員

鍵山卓史(左)

いちごオフィスリート投資法人
執行役員

千葉恵介(右)

投資主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
いちごオフィスリート投資法人(以下、「いちごオフィス」という。)は、第36期(2023年10月期)においても投資主価値の向上に資する各種施策を着実に実行しております。

まず、外部成長の面において、戦略的な資産入替を実施しました。区分所有の商業施設「トワイシア横濱磯子」(譲渡価格16億円)を譲渡するとともに、オフィスの集積地である「東京」駅や「大手町」駅へ10分程度でアクセスが可能な、交通利便性の高いエリアに立地する中規模オフィス「いちご錦糸町サウスビル」(取得価格18億円)を取得し、資産規模は2,124億円となりました。

また、本資産入替の結果、収益の増加や資産の含み益の向上が進み、いちごオフィスの成長性・安定性の進展に寄与することができたと考えております。なお、取得したいちご錦糸町サウスビルについては、いちごオフィスの資産運用会社が持つ運用ノウハウを最大限に活かし、心築(※)による価値向上を通じて、収益力のさらなる成長を目指せる物件と考えております。

また、売却したトワイシア横濱磯子については、長期契約のテナント退去で長らく稼働が低迷しておりましたが、しっかりと稼働を向上させ、適切なタイミングで売却をすることにより、譲渡益105百万円を獲得し、全額第36期の分配金として分配いたします。

内部成長の面においても、大型区画の解約の埋め戻しが順調に進んでおり、引き続き、ポートフォリオ全体のNOI向上を重視し、賃料水準、稼働率等も考慮のうえ、リーシングを強化していくとともに、個別物件の競争力アップにつながる継続的な心築としてのCAPEX実施等を推進しております。

こうした活動の結果、いちごオフィスの2023年10月期の運用実績は、営業収益7,914百万円、営業利益3,914百万円、経常利益3,096百万円、当期純利益は3,095百万円を計上し、1口当たり分配金は期初予想比100円増(+5.0%)の2,115円となりました。

第37期(2024年4月期)の新たな取り組みとしては、スポンサーより価値創造CAPEX資金の調達を行っております。この資金を活用し、価値創造CAPEXを積極的に実施することによって、さらなる資産価値の向上を図り、投資主価値の最大化を目指してまいります。

いちごオフィスでは、引き続き安定性の高いポートフォリオの構築や、ESGへの取り組みの推進を通じて、投資主価値の最大化に資する持続的成長を図ってまいる所存でございます。
引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

  • 心築(しんちく)とは、いちごの不動産技術とノウハウを活用し、一つ一つの不動産に心を込めた丁寧な価値向上を図り、現存不動産に新しい価値を創造することをいい、日本における「100年不動産」の実現を目指しております。
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