第14期 決算・運用状況のご報告(資産運用報告)

財務戦略

キャッシュマネジメント方針の変更

  • キャッシュフローマネジメント方針を見直し、従前までは利益超過分配(資本の払い戻し)を中心に充当していた手元資金を、市況や事業環境に応じて戦略的に活用することを企図

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キャッシュマネジメント方針の変更イメージ
  • 毎期継続的に実施してきた利益超過分配(資本の払戻し)の考え方について再構築
  • 今後も持続的な成長を目指していくうえで、実力ベースである利益分配金に焦点を当てた運用を実施し、当期純利益の更なる拡大を主軸とした投資主利益の最大化を目指す

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キャッシュマネジメント方針の変更イメージ

(注)上記は理解の便宜のため本投資法人における分配方針を簡易にしたイメージ図であり、記載した数値(比率)を除き、本投資法人の損益における賃貸収入や利益超過分配の金額等の比率等を示すものではありません。実際には、修繕や資本的支出への活用、借入金の返済、新規取得資産の取得資金への充当等の他の選択肢についても検討の上、経済環境、再エネ発電市場の動向、本投資法人の財務状況等を踏まえ、利益超過分配を実施しない場合や予定よりも少ない金額にとどめる場合もあります。また、利益超過分配に代えて、自己の投資口の取得を実施する場合もあります。

キャッシュマネジメント方針を踏まえた施策

  • 新たなキャッシュマネジメント方針に則り、利益超過分配相当額をベースに発生する余剰キャッシュについて、足もとの事業環境及び投資口価格状況を踏まえ5つの選択肢のうち、自己投資口取得及び新規資産取得を実施

自己投資口取得の概要

自己投資口の取得・消却によって、1口当たり利益分配金の向上を目指し、資本効率の向上と投資主還元を行うことが、中長期的な投資主価値の向上につながると考え、自己投資口の取得を決定

取得し得る投資口の総数 12,000口(上限)
(発行済投資口の総口数(自己投資口を除く。)に対する割合2.66%)
投資口の取得価額の総額 1,000,000,000 円(上限)
取得期間 2024年8月19日から2024年11月29日

新規資産取得の概要

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新規資産取得の概要

発行体格付の取得

本投資法人は2024年6月30日時点において、両格付機関から格付を付与されている唯一の上場インフラファンドです。

  • JCR:A(安定的) (2023年8月17日付)
  • R&I:A-(ポジティブ) (2023年8月4日付)

主要な財務指標

  • 本投資法人は、適切なLTV水準を維持したレバレッジ効果を活用しつつ、金利固定化による安定的かつ強固な財務基盤の構築を目指す
  • 平均借入金利

    2024年6月末日時点

    0.887 %
  • 取引金融機関数

    2024年6月末日時点

    23 行/庫
  • DSCR

    2024年6月末日時点

    1.96
  • LTV

    2023年12月末日時点

    52.59 %

    2024年6月末日時点

    51.88 %
  • 固定金利比率

    2023年12月末日時点

    89.8 %

    2024年6月末日時点

    87.9 %