17決算・運用状況のご報告(資産運用報告)

ESGへの取組み

ESGに関する基本方針
/ 基本理念

 資産運用会社であるヘルスケアアセットマネジメント株式会社は、本投資法人の理念である「国民一人ひとりが安心して生き生きと生活できる社会」を実現するために、社会インフラとしてのヘルスケア施設の供給促進及びヘルスケア施設に特化したポートフォリオの構築を通じて、高齢社会への貢献と中長期的な投資主価値の最大化を目指します。
 ヘルスケアアセットマネジメント株式会社は、環境負荷の低減、高齢社会における社会的課題の解消に向けた取組み及びガバナンス体制の構築などESGに配慮した資産運用の実践がかかる理念と投資主価値の向上に重要であるとの認識に基づき、オペレーター・病院関係者、スポンサー、役職員など社内外のさまざまなステークホルダーと協働してまいります。

解決すべき課題 取組み事例 関連性の強いSDGs
環境
Environment
  • 水資源の消費量の抑制
  • 省エネルギーとCO₂排出削減
  • 気候変動を原因とする自然災害への対応(レジリエンス)
  • 廃棄物の管理と削減
  • グリーンリース(神戸学園都市ビル)
  • 補助金を活用した空調等の高効率化改修工事(グリーンライフ守口、神戸学園都市ビル)
  • 環境配慮型資材の使用(グリーンライフ守口)
  • 急傾斜対策工事(はなことば追浜)
社会
Social
  • 高齢者人口に対する高齢者向け住宅の供給不足の解消
  • 介護施設の供給促進を通じた介護離職防止
  • 介護職員の業務効率化・業務負担の軽減
  • 入居者に対する虐待及び施設職員に対するハラスメントの防止態勢
  • 病院の老朽化対応・耐震化推進
  • ワークライフバランス、職員等の健康
  • 介護業務効率化システム「EGAO link」の導入(アズハイム光が丘、アズハイム文京白山)
  • オペレーターによる障がい者就労支援(グリーンライフ守口、シップ千里ビルディング)
  • テナント(オペレーター)満足度調査の実施
  • 本資産運用会社における従業員満足度調査、プレミアム・フライデーの継続実施、企業型確定拠出年金制度の導入、病気休暇の新設
ガバナンス
Governance
  • 意思決定の透明性
  • 公正な取引(利益相反の適切な管理)
  • 各種リスクの管理(反社会的勢力の排除を含む)
  • 本投資法人の執行役員と本資産運用会社の代表取締役社長の分離
  • 利益相反を適切に管理するためにウェアハウジングルールの運用状況を外部の第三者が定期的に検証する態勢を構築
  • 本資産運用会社における「お客さま本位委員会」での各部取組み事例の共有と意見交換の継続
  • 本資産運用会社にて毎月コンプライアンス勉強会を実施

投資法人債(ソーシャルボンド)による資金調達

 ESG投資に積極的な投資家層の拡大による資金調達手段の拡充、SDGsの掲げる持続可能な社会の実現への貢献を通じた中長期的な投資主価値の向上を目指し、2020年1月に本投資法人として初となるソーシャルボンドの発行による資金調達を行いました。

インパクトレポートの発行

 業績や財務情報などの従来の評価指標に加え、非財務情報を基に中長期的な企業の成長力を評価する動きが広がる中、本投資法人及び本資産運用会社が行った社会課題の解決に向けた取組みなどをまとめたインパクトレポートを発行しました。原則毎年12月に発行を予定しており、継続的に情報発信してまいります。

インパクトレポートを見る(PDF)

インパクトレポート